転職活動中に旅行へ。気分転換を終えて自分を振り返る転職記―退職後5日目から12日目―

旅行で転職活動の気分転換を図る

退職後5日目
この日から2泊3日で鎌倉に旅行することにした。この時期にしたのは企業に応募するまえになんとか気分転換したかったからだ。旅行記をここに書くつもりはないので、結果だけまとめると、家にいるよりはよっぽど精神的にはよかった。

 

もしこの書記を誰かが読んでいたら、のんびりしてないで就活しろよと思われるだろうし、それが普通だと思う。ただ、僕は仕事ってそれだけを切り離して考えられないものだと思う。それでも、何より就職活動は企業に自分を売り込むもの。

 

ネガティブモードまっしぐらな状態でうまくいくはずがない。そんな精神状態のよくないなか鎌倉に旅行したが、ほんとに行ってよかったと思う。いい出会いがあり、大好きな海もあり、いつぶりだかわからないが蛍を見れた。

退職後6日目
鎌倉の宿で1泊した2日目である。余談ではあるが、この旅行がいい旅になった要因の一つは一般的なホテルや旅館ではなくゲストハウスに宿泊したからだ。宿泊者どうしのコミュニケーションが自然と生まれるため、初めての一人旅にもかかわらず寂しくなかった

さて、転職活動に話を戻すと、もうひとつ取り組まなければならないことがあったことを思いだした。勉強である。新卒の就職活動と同様、転職でも筆記試験があるところが多く、勉強が苦手な自分にとってはきついものだ。

 

中学時代にきちんと勉強していればよかったと心から思う瞬間であるし、親が子に勉強しなさいと指導するのは当然だと思える。これからは、毎日こつこつと今後の方向性と書類作成と、企業への複数の応募と、継続的な勉強をしていかなければならない。

まずは先日ハローワークからの斡旋をいただいた企業への応募書類を作成しないと。

 

退職後1週間目
鎌倉で2泊してからの最終日であった。この日は鎌倉駅に一旦キャリーケースを預けてからランチをすませ、江の島に向かってあえて歩いた。前日は1日雨が降っていたが最終日は天候に恵まれ、快晴な一日。天気がよすぎてものの数時間で顔が赤くなるくらい日焼けしてしまった。

 

鎌倉駅から江の島駅まで距離にして8キロあるようなので、それなりに歩いたものの心地のよい疲れ方だった。

さて今日も転職活動に話を戻すが、転職活動の辛いところは(退社してからの場合)常に他者にたいして劣等感をいだいてしまうことだ。飲みに行った先の雑談の場で、仕事を尋ねられた時に無職ですとは正直言い出しにくい。

また、普段着で出歩いているときにスーツ姿の人をみかけるたびに後ろめたい気分になったりする。他には朝に通学の学生を見ると自分は何をやっているんだと思ってしまう。

 

旅行から一転、転職活動の日常へ

退職後8日目
旅行から戻ってきて1日目。この日は午後から区役所と警察書にいき転入届をすませてきた。その後郵便局に届いている辞めた会社からの離職票を受け取り、ハローワークへ。

失業給付金を受けるための手続きを行った。

ちなみに一般には自己都合退職の場合は給付金が支給されるまでに3カ月かかるといわれているが、実際にはもっとかかる。退職後すぐには離職票が届かないし、その後も2週間の審査期間がある。この期間中はアルバイトもまともにできない故に、お金もなく心に余裕がない状態だ。

 

前回の離職時と違い若干のお金があるため、貧しい思いはしていないが、この生活が長期戦になることも考えられるので、節制した生活にしないといけない。

また、僕のように休日にぐうたらしてしまう人間は毎日が休みになるので怠惰な日々を送りがちだ。実際にそうなっているし、会費はかかるがスポーツジムに入会した。

退職後9日目
せっかく前日に区役所にいき住民票をとってきたのにもかかわらず、とりなおすはめになった。理由は続柄欄が記載省略になっていたからだ。この続柄入りの住民票をとることは父親の指示である。

 

通常、会社員が離職した場合、会社が加入している保険から外れ、国民健康保険に自分で加入する。それとは別に雇用保険の任意継続という手段もあることは今回の退職を機に知ったが、保険料の支払い額を比較したところ、自分の場合は国保のほうが安かった。今回、父親がやろうとしていることは自分を父親の扶養家族扱いにしようということである。そのために本籍と続柄入りの住民票が必要とのこと。

 

ただし、扶養家族が同居していない場合、仕送りしている事実がないといけないので普通はこんな手段をつかわないだろう。形上、毎月一定のお金を振り込むそうだ。会社員のときには毎月天引きされていたものを急にいろいろと実感する。

 

退職後10日目
本当は、前日中に応募書類作成を完了して6月3日には企業に到着しているようにしたかったが、この日は夕方まで無気力だった。やったことといえば履歴書に貼る証明写真をプリントしにいったことぐらい。

 

ちなみにこの証明写真は以前転職活動をしたとき(2013年夏頃)に写真館で撮影してCD-ROMにデータを保存してもらったものだ。本来は直近で撮影したものでないといけないと思うが3年前くらいなら顔つきは変わってないだろうと思う。

スマホで検索して市内の某プリントショップにいったのだが、ここにした理由は近くに知人が経営しているカフェがあるからだ。早速行ってみたが、駅からも比較的近く、大手スーパーの隣という立地は悪くないのではないだろうか。

 

ちなみに自分の店を持ちたいと思う人は多いが僕にはそういう夢はない。ただ店を経営するのはおもしろそうだとは思う。

実際問題、生易しいものではないはずだが。

 

退職前の自分を振り返り

退職後11日目
6月2日から3日連続でスポーツクラブに行ったため、軽い筋肉痛がとれなかった。応募書類をはやくしあげないといけないところだが何をかいていいやら、といった状態のため、ここで書類に書くことを考えたいと思う。

そもそも、何をかいていいやらとなるのは自分が前の会社での成功体験が思いつかないからであり、こういう人間は本来ならば転職するべきではない。それはわかっているが、もう辞めてしまったのだ。なんとかアピールできることを探さないといけない。

僕は某工業系メーカーの営業職だった。採用面接では、世の中に必要とされる物作りをしている会社で営業活動をしたいと話した。その希望は叶ったわけだが世の中に必要なものだからこそ、どうすれば売れるのかわからなかったし、今でもわかっていない。他社より安く短納期にできればまず売れるとは思うが自分の範疇では難しいことも多い。

退職後12日目
前日はひどい雨にあったが、この日は快晴で、Tシャツ1枚でも暑くてしょうがない状態だった。誘惑に弱い僕は無職のくせに夕方からビール2杯とカクテルを飲んだ。食べ物を2品頼んで、3725円。使い過ぎである。

さて、応募書類の為に引き続き前職での働きぶりを振り返ろう。営業職なので、毎日客先に出向くわけだがどこに行って何を話すのか、当然これが重要である。客先はいくつかのタイプがあり、総じて売上は大きいが引き合いが少なく拡大の見込みが見えないY社。

売上も引き合いも多く東海地区で強いO社。

そして、その他の代理店や2次店。2次店とはこの業界に入って知った言葉だが、代理店の先の販売店である。僕は上記でいうその他の代理店や2次店の売上とO社の営業1課の売上を伸ばそうと考え訪問活動を行った。しかし、目に見えた変化といえば初めてO社1課の忘年会に呼ばれたことぐらいだろう。